世良 明親(Akechika Sera)
「つらかったんだろう? ゆっくり休みな」
年齢:41
身長:187cm
職業:外資系企業の駐在員
メモ:海外出張の土産のセンスが壊滅的に悪い。
イケメンショートストーリー
出張帰りの彼と
恋人の明親さんが二カ月の海外出張から帰ってくる。でも、きょうは会社で一泊して明日の朝にマンションに帰りつくとのことで、私はひとりで彼の部屋で待つことにした。
シャワーと男物のシャツを借りて、月明かりだけのリビングでぼんやりする。私もやっと長いプロジェクトの仕事が終わってボロボロだった。
どうして上手く進行できなかったのか、もっと改善できることがあったんじゃないかとか、どんどん自分の至らなさを反省してしまう。それに、クライアントからのクレームの窓口にされて、嫌味やキツイ言葉を浴びせられるのがつらかった。
(早く明親さんに会いたいな……)
そのとき、ピッとリモコンの音がして部屋の灯りがついた。振り向いたけれど、眩しくて背の高い彼の顔がよく見えない。それに、少し泣いた眼に気づかれたくなくて、つい膝に顔を埋めてしまった。
「お、お帰りな、さい……」
って、もごもご云っている途中で、彼が近づいてきてお姫様抱っこの形で体を持ち上げられた。そのままズンズンと寝室まで行くと、ベッドにバスンと放り投げられる。
やだ、乱暴にしないでって文句を殺して、明親さんは私の耳元に唇を寄せた。
「愛してる」
彼の甘い声の囁き、そして、首筋にちゅうっ、ちゅっと食むように口づけをされて、愛される期待が高まっていく。
なのに――
「つらかったんだろう? ゆっくり休みな」
と、彼は寝かしつけようとした。
なにそれ、待って? 思わず彼の腕を掴んでしまう。
「や、明親さんが、ほしい、の……」
云ってから、彼を求めている自分が恥ずかしくなって慌てて手を離した。明親さんはその手を取ると、愛おしむように手の甲にキスをしてから、眼鏡を外してサイドテーブルに置いた。
「いまの顔、エロくて可愛いかった。いいのか?」
彼が唇を重ねてきて、小鳥がついばむようなキスから次第に互いを求めるような深い口づけに変わっていくのに時間はかからなかった――
(文字数:約778文字)
--Fin.
メガネ男子の描き方 (超描けるシリーズ) _玄光社
この本は、アニメ・マンガ等の創作物において、重要な存在(注:サイト管理者による強調)である男子メガネキャラにフォーカスした技術書です。
一口にメガネと言っても、どのような種類のメガネを掛けさせるかで、キャラクターそのものを大きく左右する強力なアイテムとなります。この本では、レンズやフレームの形状や素材、色による違いや複数のメガネ差分によるバリエーションを詳細に解説。メガネの違いによるキャラクターの印象の変化に迫っています。差分による多数のイラストが掲載されており、描き方だけでなく「美麗メガネ男子」画集として大満足な一冊です。
- 作者:神慶(他)
- 出版社:玄光社
- 発売日:2021年06月
もう一回ひく?
↓下のボタンをクリックすると慰めてくれるイケメンのメッセージを表示します。
イケメンは心の栄養! 元気だして!
良ければ、人生の応援メッセージをランダムで表示するボタンもどうぞ