あなたが苦しいのはなぜですか?
…解放プログラム第五弾です。テーマは「自分を大切にする」…この宇宙の中であなたは自由です。その概念を「ラクシスタス」と名付けました。前編に続き後編では、このテーマをさらに深く掘り下げていきます。
ラクシスタス(後編)
本当に自分を大切にしている人
前編では、宇宙の「アソビ」を意味する概念「ラクシスタス」についてお話ししました。これは、宇宙には広大な余白があるため、私たちは自由に生きる余裕が許容されている、という考え方です。
しかし、あなたの周りには「好きなことをしている」ように見えるのに、本当にその生き方で良いのか、と疑問に思うような人がいるかもしれません。例えば、自分さえ楽しければ良いと思っているような人や自分の都合ばかりでいつも周りを振り回したりする人などです。
このような人は、自分自身で自分を満たすのではなく、他者や物品からエネルギーを得ようとしている場合があります(詳細は別記事「【解放-Program-02】与えよ、さらば求められん」を参照)。
一方、本当に自分を大切にしている人との違いは明確です。その人が、「自分の家族や近しい友人についての不満を常に言っている」かどうかです。本当に自分を大切にしている人は、自分自身を心地良くするために周囲の環境や人間関係も大切にします。不満を全て失くす必要はありませんが、この違いを見極めることで、より深い「自分を大切にする」ことへの実践へとつながります。
宇宙は誰が創ったのか?
前編では、
――あなたが美しいものを見て「美しい」と感じたとき、その感覚は、どこから来るのでしょう?
と問いました。
美しいと感じるのは、ほかでもない「あなた自身」ではないでしょうか。つまり、「美しい」と感じるその感覚を創ったのは「あなた」なのです。この意味で、あなたは宇宙を「創り上げている」と言えるのです。
この考え方は、飛躍しすぎのように思えるかもしれません。「あなたが宇宙を創りました」というのは、あなた自身の感じ方や解釈によって、宇宙がどのように存在しているかが決まる、という意味で捉えていただいても構いません。それでも、あなたの認識がその一部を形作っているのです。そして、その宇宙の中であなたは自由に生きることができるのです。
――あなたは、
好きなように感じ、好きなように考え、好きなように行動してよい。
また、好きなように出来なくてもよい。
世界の自由を許せるだろうか?
あなたが創った宇宙で、自由を許されているのに、世界はあなたの思い通りに動いていません。
なぜでしょうか?
すべて許されているのに、世界があなたの思い通りに動いていない理由…これは、「あなたが、すべて許されていることを、自分自身に許していない」からなのです。
すべて許されているなら、モノを盗んでもいいの?嘘をついて人を騙してもいいの?と思われるかもしれませんが、「自分を大切にする」を大前提としたとき、モノを盗んだ自分や人を騙す自分を好きになれるでしょうか?
自分を大切にするとは、自分を好きになること……そして、あなたの心を自由にすること――それは、世界の自由についても許せるようになることなのです。
どうか、自分自身のすべてを許してみてください。
あなたの好きなように感じることを許し、あなたの好きなように考えることを許し、あなたの好きなように行動することを許してください。そして、あなたが好きなように出来なくても、それも許してください。
あなたがあなたを許すことで、世界の自由も許せるようになります。また、世界の自由を許す(認める)ことで、世界はあなたの味方になっていくでしょう。
自分を大切にするコツ
もし、「こんな世界なんて滅んでほしい」と思っているなら、その気持ちを否定せず、まず許して(認めて)ください。どこかで、「そんなことを思ってはダメなんだ」とブレーキをかけていませんか?
「私は、世界が滅んでほしいと思っている」→ 認める
「私は、なぜ滅んでほしいと思っているのだろう?」→ 誰にも受け入れられないから…etc.
実は、心の奥底で本当に望んでいるのは「受け入れてほしい」という気持ちかもしれません。もっと言うと、「本当の気持ちに気付いてほしい」が本当の望みかもしれません。
いま、どうしようもなくツラいなら、まずは、あなたのすべてを認めて、あなたの心を放し飼いにしてみてください。
たとえば、「一日中寝ていたい」と思うなら寝てください。「ドーナツを10個食べたい」と思うなら、食べてください。ただし、犯罪行為や自傷行為は自分を傷つけるものなので、それがあなたの本当の望みなのか振り返ってみてください。
「本当にしたいことは何か」を自分の心に問いかけ、自分を大切にすることを意識してみてください。
まとめ
ここでの考え方は、一つの観念(観方=見方)です。
例えば、あなたには丸に見えるものがあります。他の人は三角に見えると言います。
でも、見え方が違うだけで、それは、円錐(えんすい)かもしれません。
私は、哲学も心理学も物理学もスピリチュアルも、それぞれの観念だと思っています。自分が何を信じ、採用するか…
そして、私が使っている「宇宙の余白=ラクシスタス」という考え方もひとつの観念です。しかし、あなたが信じるか信じないか…その揺れがあることが、宇宙の余白の存在を示しているのではないでしょうか?
「こうであらねばならない」とガチガチに固めるのではなく―過去も未来も―、あなた自身がこの余白を感じ、自分を解放することを願っています。
――あなたは、
好きなように感じ、好きなように考え、好きなように行動してよい。
また、好きなように出来なくてもよい。
あなたは、すべて、完璧なのです――
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