書籍の概要

なぜ老いて死ぬのかをテーマに生物の解剖学的な説明が分かりやすく書かれています。「老化」や「寿命」などがなぜできたのか人体のメカニズムとして、その答えを知ることができるでしょう。

「不老化細胞として生き続ける女性」、「大腸菌には寿命がない」など興味深い内容が並んでいます。東京大学の教授の説明も丁寧で、図も多く先生と生徒のような対話形式でスルスルと読み進めることができました。

身体の機能から死の仕組みを知りたい方におススメです。

このような方におススメ

東京大学の先生伝授 文系のためのよくわかる 死とは何か(小林武彦)

このような方におススメ

・老化や寿命のメカニズムを知りたい方

・死について考えたい方

・解剖学を学んでいる学生さんや興味のある方

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–書籍情報

 出版社 : ニュートンプレス
 発売日 : 2021/12/03
 単行本 : 304ページ
 ISBN-10 : 4315524883
 ISBN-13 : 978-4315524888

「文系のためのよくわかる 死とは何か」の感想

解剖学に興味のある人向け

身体の仕組みや老化、細胞から見た死についての解説は丁寧で理解しやすかったです。ただ、ほとんどが解剖学的な説明で、哲学的な「死」や死後などはまったく触れられていません。

それでも、身体の老化やそのメカニズムをとても分かりやすく解説しているので、アンチエイジングに興味があれば勉強になります。生物学的に「死」の意味が理解できたのは良かったです。

解剖学を学んでいる学生さんなどに、生物のまつわる話がたくさんでてくるのでおススメできます。

スポットライト1ライン

本の中でキラリと光る1文を紹介するスポットライト1ラインというコーナーです。読書をした本の中で自分の感覚が刺激された1文を紹介しています。

「文系のためのよくわかる 死とは何か」のスポットライト1ラインは…

死はその個体にとっては終わりですが、
長い生命の歴史の中では進化の原動力なのです。

(小林武彦)

進化の過程から死は大事なプロセスであると著者はいいます。哲学的な死だけでなく、このような生物学的な死についても知ることが人間の生きている意味なのかもしれません。

まとめ

生物学的に死を見つめて、より健康に生きていく

科学の進歩から「長寿遺伝子」なども発見されています。生物学的に死は避けられないかもしれませんが、より健康に生きられるための医学など人間の探求心に驚かされます。

この本では、死の定義や身体の仕組みを知って役立てるツールにもなると思います。医学的に老化やメカニズムに注力していて面白かったので、ご興味があればぜひ手に取ってみてください。

東京大学の先生伝授 文系のためのよくわかる 死とは何か(小林武彦)

このような方におススメ

・老化や寿命のメカニズムを知りたい方

・死について考えたい方

・解剖学を学んでいる学生さんや興味のある方

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–書籍情報

 出版社 : ニュートンプレス
 発売日 : 2021/12/03
 単行本 : 304ページ
 ISBN-10 : 4315524883
 ISBN-13 : 978-4315524888


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