もくじ
書籍の概要
極アウトプット~「伝える力」で人生が決まる(樺沢紫苑/小学館)は、「アウトプット」をテーマにした実践的な自己成長の本です。
多くの人は「知識を増やす=インプット」に偏りがちですが、本書では「成長や変化はアウトプットによって生まれる」と強調されています。そしてそのアウトプットは、単なる勉強法にとどまらず、コミュニケーション力の向上にも直結するという点が大きな特徴です。
特に印象的なのが、「人間関係を深めたいなら、自分から行動しよう」という考え方でした。人に「嫌われたくない」という後ろ向きな気持ちではなく、「好かれよう」という気持ちにシフトする。
それには、
- 「自分はこれが好き」
- 「こういう考えを持っている」
といった自己開示(アウトプット)をすることが、信頼関係の第一歩になると述べられています。そして、自分の気持ちをしっかりつかめることができるようになるための実践方法がとても簡単にまとめられていました。
この本は、学生さんに向けた勉強のアウトプット方法がメインに述べられていますが、映画や漫画の感想のまとめかたや自己紹介のコツなど身近に取り組める方法が満載でしたので、コミュニケーションの苦手意識にお悩みの方におススメしたい一冊です。
このような方におススメ
「極アウトプット」の感想
自分を表現するためのアウトプット
この本を読むまで、「アウトプットは大切らしい」という漠然とした理解でしたが、実際にはそれが人とのつながりを生み出す行動そのものだと気づかされました。
これまで自分から気持ちや考えを伝えることが少なかった人にとって、本書は「待つ」のではなく、自分から一歩踏み出すきっかけを与えてくれる内容です。
「うまく話せないから」と遠慮するのではなく、まずは小さなアウトプットから始めてみる。それが、人との距離を縮める第一歩になるのだと感じました。
自己開示は信頼の第一歩
著者は、大人でも8割以上の人がコミュニケーションに苦手意識を持っていると述べ、その克服方法として、自分の趣味や好きなことと結びつけたアウトプットを紹介しています。
また、人と比べるのではなく「過去の自分」と比べることや、うまくいかないことも「エラーは失敗ではなく、次につながる小さな成功」と捉える前向きな考え方が印象的でした。
本書では「話す」「書く」「行動する」を柱に、毎日続けられるアウトプットが具体的に紹介されています。
その中から一つでも自分に合った方法を選び、無理なく実践できる点も魅力です。
たとえば、本書で紹介されているアウトプットには、次のようなものがあります。
- 自分の考え方を客観的に見つめる練習の「3行ポジティブ日記」
- 新しいことにチャレンジするための「ちょい難チャレンジ」
- 毎日続けるコツの「今日だけやってみよう」
私自身も、「今日だけやってみよう」を実践してみました。
たとえばダイエットでも、いきなり「5キロ減量」といった大きな目標を立てるのではなく「1か月0.5キロ減」として、「今日だけお菓子を食べない」など1日単位で考えることで、気持ちがぐっと楽になり続けられる効果が期待できました。
跳び箱をいきなり10段飛ぶことはできなくても、1段ずつ積み重ねていけばいい——
そんな無理のない視点が全体に通じていて、安心して取り組める一冊だと感じました。
スポットライト1ライン
本の中でキラリと光る1文を紹介するスポットライト1ラインというコーナーです。読書をした本の中で自分の感覚が刺激された1文を紹介しています。
「極アウトプット」のスポットライト1ラインは…
自分の行動が原因で「嫌われたらどうしよう」と考える人もいますが、
(樺沢紫苑)
相手に喜ばれる可能性だって大いにあるわけです。
それなら、喜ばれる可能性を高くするために、
相手に対して「ポジティブなこと」をすればいいのです。
ここでは、ポジティブな言葉、ポジティブな行動を増やすことによって、あなたの印象や感情を好転させることは可能だと述べられています。そして、「人から嫌われたくない」という気持ちから、「人から好かれよう」という気持ちにシフトしていくことが人との繋がりを円滑にしていく要なのだと思いました。
まとめ
極アウトプットは、単なる勉強法の本ではなく、「人とつながる力」を育ててくれる一冊でした。
アウトプット=発信することが、自分自身を知ってもらう手段となり、結果として人間関係を豊かにしてくれます。
「自分から伝えること」を少しずつ意識するだけで、これまでとは違う景色が見えてくるかもしれません。
(*'ω'*)
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