書籍の概要

イライラ、ムカムカしてムスっとした顔で過ごしていませんか?
一発で不機嫌が罪だという理由を説明します。想像してみてください。学校や職場でお風呂にも入らない「不潔」な人がいたら不快になりませんか? 不機嫌も「心の不潔」なのです。だって周りを不快にさせますから……。

そんな不機嫌がコントロールできなくて悩んでいる人におすすめの本を紹介します。

このような方におススメ

不機嫌は罪である (齋藤孝)

このような方におススメ

・ついムカッとしてしまう方

・不機嫌を直したい方

・自分の感情をコントロールしたい方

bn-Kindle
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–書籍情報

 出版社 : KADOKAWA
 発売日 : 2018/05/10
 単行本 : 224ページ
 ISBN-10 : 4040821955
 ISBN-13 : 978-4040821955

「不機嫌は罪である」の感想

不機嫌が罪になる時代の到来

不機嫌は自らを蝕むだけでなく、職場全体の生産性を下げ、トラブルやハラスメントの火種になる時代だと著者は言います。確かに、昭和のころは許されていたようなことが、今の世の中では「罪」とまでいわれて戸惑う人も多いのではないでしょうか。

この本では「気分をコントロールすることは立派な知的能力の一つです」と書かれています。今後は不機嫌な人は知的能力が低いと見られるのかもしれません。

たしかに、レジでもたもたしている人、混んでいる電車で足を踏まれたなど、イラっとしてしまうことが日常では生じます。

しかし、筆者は
『「不機嫌な芽」自体が必ずしも悪いものだと思っていません。心のなかに不快な気持ちが生まれること自体は生理反応であり、人間としての性であるからです』といいます。

その感情を認識して、人に見せなければいいのだそうです。

不機嫌を取り払う方法

この本では、不機嫌を克服する方法として、上機嫌になるワザの簡単なものから会話法やユーモアなどちょっと難しそうなものまで紹介されています。呼吸法や身体をほぐす方法はすぐに効果が期待できそうでした。

ぜひ、この本からできることを探してみてください。

スポットライト1ライン

本の中でキラリと光る1文を紹介するスポットライト1ラインというコーナーです。読書をした本の中で自分の感覚が刺激された1文を紹介しています。

「不機嫌は罪である」のスポットライト1ラインは…

仕事や勉強、家事など、日々人間がこなしていることについて、
みんなどこか「苦しいもの」という印象を持っていると思います。
しかし日々「上機嫌の湯」に浸かっている人にとっては、
それらはすべて「楽しいもの」に変わるのです。

(齋藤孝)

気分をコントロールするのは、運動能力と同じで訓練するものだと著者はいいます。前向きに生産性のあることを考えている人の頭やからだは柔軟に働き、ポジティブな空気を発します。

それは、周りの空気を柔らかいものにし、巡って自分の快適な環境になっていくのではないでしょうか。

まとめ

知的な人は上機嫌を心掛けている

「不機嫌=頭が良くて威厳がある」と勘違いしている人がいますが、不機嫌で相手をコントロールするなどもはや害悪ではないでしょうか。パワハラ、セクハラ、モラハラなど、相手を不快にする態度は知的能力の欠如でしかありません。

この本で、不機嫌な人はお風呂に入っていない不潔な人と同類だとの説明に、自分の不機嫌を顧みてとても恥ずかしくなりました。

どうか、自分の不機嫌に悩んでいる方はこの本を手に取ってみてください。不機嫌でいることの「罪」を認識し、自分を改善する方法が見つかります。スパッと不機嫌から抜け出せることでしょう。

ご機嫌のための優しい詩

不機嫌は罪である (齋藤孝)

このような方におススメ

・ついムカッとしてしまう方

・不機嫌を直したい方

・自分の感情をコントロールしたい方

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–書籍情報

 出版社 : KADOKAWA
 発売日 : 2018/05/10
 単行本 : 224ページ
 ISBN-10 : 4040821955
 ISBN-13 : 978-4040821955


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