言葉のサプリ：Words_055

ボクシングのヘビー級チャンピオン、彼らは地上最強の男でありながらアメリカの近代史を動かす存在でもあった――己の拳（こぶし）に金と栄誉を賭けて闘い、その生涯には光と影が交錯する。

この本では、「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」など迫力あるストーリーで人気の小説家が、人種差別、マフィア、戦争など自由の国アメリカで繰り広げられた時代の波に立ち向かうボクサーたちの姿を克明に描き出しています。男たちの栄光と悲哀が行間からヒシヒシと伝わり、読者を熱狂と興奮のリングに引き摺り込みます。ページをめくる手が止まらなくなる近代ボクシング史の秀逸な資料。ボクシングの傑作ノンフィクションとして、熱いドラマに感動できます。