人は運命に囚われているのではない
自分の心に囚われているのだ
[フランクリン・ルーズベルト:第32代アメリカ合衆国大統領]
運命なんて言い訳なんだ、蹴っ飛ばせー!
ひとはなぜ戦争をするのか(A・アインシュタイン/S・フロイト)_講談社
第二次世界大戦当時の大統領だったルーズベルトにちなんで、戦争を考える本を紹介します。
国連が物理学者のアインシュタインに「もっとも大切だと思う問題」について、好きな相手に手紙を書いてくださいと依頼します。本書はその書簡を収めたものです。彼が選んだテーマは「ヒトは戦争をやめることができるか」であり、手紙の相手は心理学者のフロイトでした。
宇宙と心、二つの謎を見出した二人が、戦争と平和、そして人間の本性について真摯に語り合っています。文化を発展させることで、戦争をなくせるとフロイトは語りました。しかし、現代でも戦争は起きており、まだまだ終焉は遠いと感じてしまいます。だからこそ必読書として読んでほしい一冊です。
- 作者:アルバート・アインシュタイン/ジグムント・フロイト
- 出版社:講談社
- 発売日:2016年06月