1)はじめに

愛犬が下痢気味のとき、温灸器でお腹を温めることでケアしています。これは動物病院で勧められた温灸器で、使いやすく効果も実感できたため、今回はその紹介をしたいと思います。ただし、ペットがひどい下痢や明らかに具合が悪そうなときは、早めに動物病院で診察を受けることを強くお勧めします。温灸器はあくまで家庭用の補助的なケアであり、医療行為に代わるものではないことをご理解ください。

温灸の効果

温灸は、東洋医学で古くから用いられている療法で、体に温熱を加えることでさまざまな効果をもたらします。具体的には、以下のような効果が期待できます。

  • 気血の巡り促進: 気や血の流れを良くし、滞りを解消します。
  • 冷えの改善: 冷えを和らげ、体を温めます。
  • 陽気を補う: 体に活力を与え、エネルギーを補充します。
  • 痛みの緩和: 筋肉や関節の痛みを軽減します。
  • 消化機能改善: 胃腸を温め、消化不良を改善します。
  • ストレス軽減: リラクゼーション効果で精神を安定させます。

これらの効果は、温灸による温熱が体のバランスを整え、自然治癒力を高めることを目的としています。

2)温灸器の紹介

劭氏温灸器(しょうしおんきゅうき)

こちらは、私が通っている動物病院でお勧めされた温灸器です。本来は人間用ですが、ペットにも使用できるのが特徴です。ペットの毛を焼いてしまう心配がなく、使い方も簡単なのでとても便利です。

画像②:劭氏温灸器(しょうしおんきゅうき)

販売元:株式会社徳潤
効能・効果:血行の促進、筋肉のこり、神経痛や筋肉痛の緩和、疲労回復、胃腸の働きを活発に

愛犬データ

犬種:ミニチュアダックスフンド
性別:オス
年齢:17歳(推定)
体重:3.4kg

使用時は、ペットの年齢や大きさに応じて温める時間を調整する必要があります。特に初めて使用する際は、5分以内で試してみてください。まれに「灸あたり」と呼ばれる反応が起こり、一時的にぐったりすることがありますので注意が必要です。ただし、これは鍼灸ではよく見られる反応で、通常は徐々に回復しますので、お灸に対して過度に心配する必要はありません。

3)温灸器の使い方

劭氏温灸器の使い方

1) 温灸器の上下を外します

2) 温灸ハサミの丸い輪を本体(下)の一番下まで取り付けます

3) 温灸器の本体(上)のツメ3本の間に温灸剤をセットします

5) 本体(下)を逆さまにして温灸剤に火をつけます

6) 温灸剤に息を吹きかけます

温灸剤の表面に均等に火が回ったら、息を吹きかけて、しっかりと燃やします。

7) 本体(上)に本体(下)をかぶせるようにしてセットします

セットしたら、ひっくり返して、自分(人間)の腕や太ももに当てて温度を確認してください。3~4分ほどはあまり熱くないです。5分くらいで暖かさを感じます。

ひっくり返した網目側が肌に当てる部分です。本体(上)の空気穴はふさがないようにと注意書きにあります。

8) ペットの患部に軽く押し付けるように当てます

当てている時間は、自分(人間)の肌で秒数を計って低温やけどを起こさない感覚を確認してから行ってください。ペットに初めて行う温灸の場合は、30~40秒で別の場所に移しましょう。数か所を30秒ごとに移動するイメージです(A 30秒 → B 30秒 → C 30秒 → D 30秒 → Aに戻る)。

背中も気持ちよさそうです。

温灸器を取り外した後、ペットの体がしっかり暖まっているか確認してください。

私の愛犬の場合、約5分ほど温めると、下痢がぴたりと止まることが多いです。

この温灸剤は、約30分間燃え続けます。火をつけてから30分前後が最も熱くなりました。ペットの温熱ケアが終わった後は、残りの時間を人間が使うこともできます。お腹や腰などを温めてリラックスしてみてください。

4)終わりに

温灸剤が燃え尽きると、本体(下)に灰が残ります。必ず火が消えていることを確認してから捨ててください。

この劭氏温灸器がペット用として優れている点は、毛を焼かずに安全に温熱療法ができるところです。また、煙や匂いもほとんどないため、動物も嫌がることがありません。

以上、ペットの温熱療法の効果と温灸器の使い方でした。

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